研修中のフェローからのメッセージ

8年目の古屋です
 

臨床研修医を終了後から6年間、東海大の心臓血管外科にて主に大血管を中心に成人心臓血管外科を専攻してきました。専門医取得のための修練も兼ね、本年4月より当院の小児心臓外科で研修しています。

小児心臓、主に先天性心疾患は成人心臓外科が扱う病気とはまったく病態が異なります。ひとつの病気をとっても、その血行動態をどのようにして正常あるいは正常に近い状態にもっていくのか、どのようにすると予後が良くなるのか、ひとつの決まった正解があるわけではありません。
また、疾患は同じでも病態は個々で違います。そのため、手術も毎回同じことをすればいいわけではありません。とても魅力的でやりがいのもてる分野だと日々感じています。


当院は症例数が多く、さらに複雑心奇形が圧倒的に多いのが特徴です。それは、小児心臓科を含め専門性の高い医師が多く集まっているから対応できるのだと思います。加えて、どの医師も非常にアグレッシブです!みんなでこの子を良くしていこうとする雰囲気に溢れています。


スタッフが少ないことは仕事量の増加になりますが、その分自分で担当する機会も多くなります。研修していく環境は非常に恵まれています。将来小児心臓外科の道に進む人はもちろんですが、私のように将来は成人心臓外科を専門としようと考えている人も、若いうちに小児心臓外科を勉強しておくことは絶対にお勧めです。みなさんもこのような機会をぜひ活かしてください。
   
6年目の岩崎美佳です
 

卒業後、心臓外科に入局・国際医療センター移転後は、小児心臓外科を専門に研修しています。忍耐強い諸先生方のご指導の下、昨年度は15例の開心術を執刀させていただきました。


最近では、術後管理もなんとか出来るようになり、現在は私が中心となって病棟を切り盛りしています。
しかし、まだまだ困難な場面に遭遇することも多く、加藤木・鈴木・枡岡各世代の先生方に今までの経験を含めた優しいご指導を受け(いつもですが・・・)、日々勉強の毎日です。


当院では、先天性心疾患の治療に関し、術前・術後を通し同じ病棟で治療を行える環境にあるため、小児心臓科の先生方にも厳しく(?) ご指導していただいています。


非常に人数は少ないため大変ではありますが(人数が少ないためチャンスも多いかな?)、常に温厚な加藤木教授・常にマイペースでさわやかな鈴木教授・いつも厳しくごくまれに優しい?枡岡講師のもと、楽しくいじられながら研修しています。

 
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